就活生にとって、就活の悩みは絶えないものです。
就活は1年間とか2年間とか、ある程度人によって決まっているとは言いますが、実際は納得のいく企業から内定がもらえるまで終わらないのが就活です。
この長期戦を乗り切っていくために、自身のメンタルをケアしていくのはとても重要なことになります。
目次
相談内容を明確にする
自分が今何に悩んでいて、何を人に話したいのかを明確にしてみましょう。
紙に書いてみるでもいいですし、漠然と思い浮かべてみるでもいいです。
自己分析にも繋がるので、こうしたフィードバックは定期的にやった方が自身の成長への近道になります。
内容によっては、紙に書き連ねたところで自己解決できる場合もあります。
相談相手に相応しい人は誰か?
内容が明確になったら、その悩みは誰に相談するべきなのか考えてみましょう。
悩みには相応しい相談相手が必要です。
たとえば。
「1次選考が通らなくて、原因も分からない…」
そのような就活の悩みは、同じく就活で悩んでいる友達よりも、プロの人に相談した方が的確なアドバイスをもらえます。
逆に「○○企業の採用担当に圧迫面接をされた…」という愚痴に近い内容は、プロの人よりも友達と共有してストレスを和らげる方が合っています。
僕のように友達がいないという人は、某掲示板に書き殴ったり、その手のサービスに登録して愚痴を吐ききってしまいましょう。
なぜ相談が必要なのか?
人に相談しようかどうか決心がつかない人に、相談することによって得することを紹介してみることにします。
デメリットは基本的にありません。
人に依存しすぎてしまうとか、話さなくていいことまで話してしまうとか、そういったコミュニケーションの領域は、恐らく僕が忠告しなくても自分自身が一番基準を分かっているはずですから。
気持が楽になる
これが恐らく一番重要なことですが、相談することによって気持が楽になります。
心に余裕がない状態で就活を続けるのは非常に勿体ないです。
自分の本領が発揮できない状態で面接なんてもっての他ですし、そんな状態ではエントリーシートを書くにしても、内容に翳りが見えてくるようになります。
可能であれば、余裕と自信は常に持っておけるようにしたいところです。
そのためにも日頃からあまり思いつめないようにしていきましょう。
こうした悩みを乗り越えることで、耐性もついてきて就活にもだんだん慣れていくと思います。
就活の情報を得られる
就活生の友人と会話をするにしろ、プロの方に相談するにしろ、会話をすることで色々な情報を取り入れていくことができます。
たとえば友人と話すのであれば、どんな企業に行ってどんな面接をしたのかなどを聞いておくことで、想像では補えないところにリアリティを持って対策することが可能です。
プロと話すのであれば、的確なアドバイスを得ることができるでしょう。
そうして得た情報を自分の中で咀嚼し、次への対策として活かしていくことで、スマートに就活を進めることができるようになります。
なかなか内定をもらえないという人は、友人の失敗談や成功体験に耳を傾けた方がいいかもしれません。
この積み重ねによって、徐々に内定がもらえるようになっていくかと思います。
コミュニケーションに慣れる
採用担当との面接や説明会だってコミュニケーションの一つです。
企業を訪問する際のマナーはまた別ですが、全然知らない業界の人・目上の人・仕事相手など、学生によってはなかなか接する機会の少ない相手とやり取りをすることになるのが就活です。
この目的であれば、相談相手は友人よりもプロの方を相手にした方がいいでしょう。
やはり友達相手にする相談の内容は砕けたものにしたほうがいいですし、雰囲気も肩肘張らないものになるはずなので、実践に活かせる緊張感はないはずです。
面倒、緊張する、など、ハードルが高く感じてしまうのは分かりますが、全然知らない就活のプロを相手に相談できた方が力にはなります。
それも電話やメールという手段ではなく、できれば面接などを想定して本格的に対面で話せる方がいいです。
色々な壁があるので逃げてしまいがちですが、仕事をすることになったら逃げは許されません。
やりたくないこと、全くやった経験のないこと、新人にも拘わらず容赦なく任されてしまいます。
それでもやるしかありません。
有料のサービスを使う必要はありませんが、無料で就活相談を受けられるサービスがあれば、勇気を持って利用した方が確実に周りと差をつけられます。
就活相談における僕自身の失敗談
実はこの手の話で、僕には失敗談があります。
僕には就活のことを相談できるような友達がいませんでした。(ここ笑うところです)
なので主に利用していたのは、大学のキャリアセンターだったのです。
(大学によって呼び名は違います。就活支援センターと呼んでいる大学もあります)
先に言っておきますが、キャリアセンターの職員を全面的に信用するのは危険です。
ポジティブで前向きになれるような励ましの言葉をかけ続けてくれましたし、色々と企業を紹介してはくれました。
しかし僕の大学で推奨していたのは、マイナビやリクナビといったサイトです。
「マイナビ登録してる?」
僕が最初に相談に言ったとき、そう聞かれました。
そして始まったのは僕が信用できなかったセミナーのおさらいです。
それもそのはず。
考えてみれば分かることですが、キャリアセンターの職員は結局のところ大学の職員なわけで、彼ら自身は恐らく一般的な企業に勤めた経験ってないですよね?
これに気づいた時、なぜ彼らがポジティブなことばかりを言うのかが分かりました。
的確な指示はできないけど、就活生のモチベーターとしての仕事は誰にだって務まるはずですから。
そして多くの学生は、社会人の励ましの言葉に結構な信頼を置いているはずです。
キャリアセンターはモチベーターとしてはいいかもしれませんが、具体的なアドバイスを求めるなら、ちゃんとしたプロの就活相談サービスを利用した方がいいと思います。
無料の就活相談を利用してみよう
では、いったいどこのサービスを利用すればいいの?という就活生のために、無料の就活サービスをいくつか紹介してみます。
有料のサービスもありますが、自分が就活生だったときに食費もぎりぎりなくらい金欠だった苦い思い出があるので、就活相談にお金を出すなら他のことに使いたいので紹介はしていません。
サービスによって様々な特徴がありますし、中にはそのまま内定に繋がるような企業紹介をしてくれる優良サービスもあります。
自分に合った就活相談サービスが見つかるといいですね。
就活ドラフト
就活ドラフトは基本的に内定獲得までをサポートしてくれるサービスです。
面談対策から就活の不安まで親身に相談に乗ってくれます。
もちろんこの企業は別に紹介してもらわなくていいかな~とか、希望に添わない紹介があれば断ることもできます。
無料サービスは企業と提携することによって、無料で相談を受けてくれるので、形としては企業紹介まですることになっていると思います。
WEB登録後、すぐに担当がついて連絡がもらえるという対応の速さが魅力的なサービスですね。
ビズリーチ・キャンパス
このサービスは少し趣向が違っていて、就活生とOB・OGを繋げるサービスです。
就活ドラフトのようなキャリアコンサルタントに相談ができるわけではありませんが、既に就活を無事に乗り切って仕事をしているという意味では、OB・OGの方々も相当頼りになる相談相手です。
特に体験談だったり、悩みに対する対処法など、歳の近い卒業生ならより具体的で親近感の湧く回答をもらえるのではないでしょうか。
今のところ対象の大学は限られていますが、自分の大学があればこのチャンスを活かしてみてもいいかもしれません。
僕も生活に余裕ができたらOBとして登録したいなと密かに思っていたり。
東京しごとセンター
東京限定ですが、上記2つと比べれば最もスタンダードな就活相談ができる施設になります。
希望すればエントリーシートの添削もやってくれますし、作成のお手伝いもしてくれます。
面接のトレーニングなど、自分の足りないところだったり、伸ばしたいところに応じてサポートしてくれる臨機応変な点が特徴的。
電話やメールでの相談も受け付けているはずなので、直接行くのがめんどくさかったり、緊張するという人はまずはそちらから試してみてはいかがでしょうか。
ハタラクティブ
東京まで行くのは面倒…という関東圏にお住まいの方には、ハタラクティブがあります。
現在、ハタラクティブは東京・神奈川・埼玉・千葉に展開中。
求人サイト経由では見つからない企業を紹介してもらえるという特徴は、多くの相談サービスで見られるものかもしれません。
ハタラクティブでは、まず「自己発見カウンセリング」などを通して強みの発見をしてもらえます。
加えて性格も考慮してどういった企業を選ぶべきなのかを親身になって考えてくれます。
なので、1社受けていきなり内定!という派手な謳い文句はありませんが、ES・自己PRのフィードバックや面接対策をこなすことで地道にステップアップしていくことができます。
これにより2~6社程度で内定獲得に辿り着くという堅実な目標設定が可能。
内定はもちろんのこと、就活生や社会人としての成長が見込めます。
就活の方針が定まらない人には特に、将来を見すえた就活にシフトしていけるサービスと言えるでしょう。
ちなみに、こちらのハタラクティブは別記事で評判を調査していますので、気になった方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
・余裕を持って就活を進めるためにも悩みは内に抱え込まず、相談をしていこう
・相談内容を明確にして、誰に相談すればいいのかを考えてみよう