SI業界では中小企業に入社しても大企業で働くことになる場合がある

大企業の内定を逃して嘆く就活生を数多く見ました。

どこを受けても何社受けても内定がもらえず、就活浪人ギリギリでようやく内定をもらえた企業は、文系なのにIT業界で、しかも全く聞いたこともないよく分からない企業…。

そんな人にただ一つ朗報があるとすれば、もしかするとあなたは大企業で働くチャンスがあるかもしれないということです。

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大企業で働くことになる理由

先日こんな記事を書きました。

これを読んだ方なら察しが付いているかと思いますが、IT業界の中でもSI業界に属しているほとんどの企業は、結局のところ人材派遣会社なのです。
ということはつまり、聞いたこともないよく分からない企業は、その大部分の内の一つに入っている可能性が高いです。

特にSI業界は慢性的な人手不足で、喉から手が出るほど駒を必要としています。
ええ…それは使い捨ての駒なんですけどね…。

それでも運が良ければ、人材派遣という構造上、大企業で働くことになる可能性も十分にあります。
なぜなら大企業は大企業だけあって、それだけ多くのプロジェクトを抱えているものです。

業界全体で人手が足りてないのですから、聞いたこともないような中小企業までチャンスが回ってくることもよくあることです。
そこに人材として提案されるかどうかは、あなたと営業次第ですけどね。

大企業はホワイト?ブラック?

大企業については、別の記事でもちらっと書いたりしています。

そもそもSI業界自体ブラックなのどうなの?という話と合わせて、この記事では紹介していました。

プロジェクトや現場にもよるのですが、大企業の中には定時で帰れるようなホワイトな企業もあります。
定時退勤日があったり、残業ゼロウィークがあったり、それこそプレミアムフライデーを実施したりとか。

ここからは完全に現場次第なのですが、僕の経験上、大企業で働くことになって対外的には大企業の社員ですと名乗らなくてはいけない場合でも、最終的にはただの協力会社の一員でしかないので、定時退勤や残業ゼロが適用されることはありませんでした。

だっておかしいと思いませんか?
普段仕事が大量で忙殺されているのに、どうして定時退勤や残業ゼロウィークみたいなことができるんですか?
そのやらない分の仕事、誰がやるんですか?

おい、まさか…と思ったあなたは鋭い。

プロパー(お客さんから仕事を請け負った大企業の社員)がクソだと本当に丸投げされることもあります!
まあ普通は「皆さんが頑張っているので私も頑張ります…」みたいな感じで定時退勤日にも拘わらず一緒に残業してくれる人がほとんどですが、ひどい人だと「うちの会社今日は定時で帰らないと怒られちゃうんでお疲れッス~お先に失礼しゃ~ス!」みたいなこともあり得ます。

そういう人の下につくことになると、あらゆる意味で最悪ですね。

大企業で働くのはいいことなのか

そもそもの話ですが、大企業で働くことの何がいいのでしょうか?

就活の時はたとえ興味のない分野だったとしても、大企業を受ける人が多いですよね。
いったい、それはなぜ?

世間体

当社を志望したのはなぜですか?

大企業の面接官がそれを聞きますか?といったところですが。
安定しているから」という何ともつまらない模範解答を用意している人も多いでしょう。

でも正直なことを言うと「世間体」で受けている人もいますよね。
誰でも知っているから。
有名な企業に勤めていれば友人や身内に自慢できるから。

それもまた健全で本能的な理由だと思います。

ところが、そもそも「大企業は世間的に評価されるものなの?」という話ですよね。

これに対して明確な答えを出すことはできませんが、正直「自慢できる」と思えるのは就活が終わるまでの間でしょう…。
たぶん就活生しか気にしていないと思います。
あとは自慢する気で大企業を受けて内定を貰った人たちでしょうか。

そういう人ほど社畜になりやすいので、面接では案外「友達に自慢したかったから」っていう理由をきれいな表現に変えて答えると、大企業の内定に近づくかもしれません。

さすがにGoogle勤務とかマッキンゼー勤務とか電通勤務とか言われたら「(いくらもらってんのかな…)」くらい思うかもしれません。
結局人は企業名より年収で評価するでしょうからね…。

中小企業に勤めることになって、たとえば大企業勤務が決まったとしましょう。
あなたは大企業のIDカードを首から提げて、お昼はおしゃれにランチをすることになるかもしれません。

IT業界の大企業という肩書きはそれくらい安売りされています。

どこの企業に勤めても、まあサラリーマンです。

実はそんなに違いはないんですよ。特にIT業界ではね。

健康面

大企業の場合は食堂だったり休憩施設だったり、ストレスや疲労を溜め込まず健康に残業するための施設が完備されている場合が多いです。
中には無料で食事を提供している食堂もあります。
(もちろん栄養士が栄養バランスを考えてメニューが作られていますし、眼精疲労とか効能まで紹介されています)

こっちの記事でも言及していますが…。

中にはシャワーとかカウンセリングルームとか仮眠室とかある職場も存在しますからね。
地上波でCM打ってる企業レベルになると、これくらいぶっ飛んでいると思います。
(仕事内容と仕事量もぶっ飛んでいます)

とはいえ、イライラすることは少ないですし、イライラしている人も少ないです。
環境の整備ができていて人間の整備もできていれば、たとえ残業時間が月100時間超えてもそれほど苦にはなりませんでした。

どうせSI業界に入ったなら、そういう快適な職場にいけるといいですね。

ただし、契約という性質上、いつ切られるかわからないので覚悟は必要です。
次の現場がゴミ溜めのような環境だと落差でメンタルやられます。

仕事内容

別に大企業であればあるほど大変ということはまあないと思っていいです。
むしろ大企業であれば、それだけ楽だと思います。

SI業界は仕事を受ける構造の関係で、お客さんに近いところにいればいるほど仕事が進めやすいからです。
加えて大企業は、やはり大企業だけあってとんでもない技術者を抱えている場合も多いです。

困ったときには魔法使いレベルの人に協力を仰げるので、場合によっては楽かもしれません。
…技術的問題の方面では。

問題は単純な物量に忙殺される場合ですね。
これは別に大企業だろうが中企業だろうが小企業だろうが、業界の体質なのでどうにもなりません。

ほとんどのプロジェクトが暗黙的に残業を前提に動いています。
リーダーから「月残業20時間くらいでいけるでしょう」みたいな訳の分からない目算がチームの方針になることもしばしば。

だいたい月20時間で見積もったらその3倍くらいにはなりますね。
「~日余裕があります」みたいな状況でようやく残業20時間に収まるかどうかくらいではないでしょうか。

この業界に限ったことではないですが、スケジュール通りにはいかないものです。
複数の人間が関わるわけですから。

それはどの企業で働いても同じことですね。

まとめ

大企業で働けるならそれにこしたことはない

環境が充実しているのですから、当然のことです。
ただし、僕は散々このブログで書いてきましたが、この業界自体をオススメしていません。

それでも大企業で働き続けている人のほとんどは恐らく満足しているでしょうし、「安定して高収入を得られる」と思っている人も多いと思います。
確かに僕とは考え方が合わない部分もありましたからね。

このブログを読んでSI業界に入りたいと思った人も、やめておこうと思った人も、その選択は誰も文句の付けようのないあなた自身の選択です。

僕は体験を記事にしていますが、もしかすると「この程度ブラックでもなんでもない」と思う人もいるかもしれない。
感じ方は人それぞれですからね。

業界選びは慎重に入念に進めていって下さい。

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