実はSI業界に属する企業のほとんどは人材派遣会社でしかない

SI業界について調べる人の多くは、就活生なのかなと思いながら記事を書くことにします。

IT業界やSI業界の就活時の僕のイメージは、結構華やかなものでした。
新進気鋭の会社、若手の天才集団…なんかドラマで見るようなイメージそのままだったんですね。

おしゃれな私服着ておしゃれなオフィスビルの高層階からコーヒー飲みながら街並みを見下ろすような…。

そんな職場がないわけでもないのですが、残念なことに実態はそんなおしゃれなものではありません。

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事務所なんてあってないようなもの

SI業界に属するほとんどの中小企業がそうなのですが、事務所なんてあってないようなものです。

階段の電灯が切れかかったようなボロいビルの1部屋を借りた狭苦しい場所が事務所だと思ってください。
社員数100人なのに、どう見ても椅子の数は10脚…とかそんなレベルです。

なぜなのでしょうか?

SI業界ではほとんどの企業が人材派遣会社

自分の会社のことを「本社」と呼びます。
これは当たり前ですね?

では、SI業界にいる人は1年の内に本社にどれくらい通勤することになるのでしょうか。

場合にもよるのですが、中小企業に勤める平社員のほとんどは、せいぜい「1,2回」程度しか本社に帰社しないと思っていいです。
その間、どこに行くのか?

もちろん人材派遣で違う会社に行って働くことになります。
その時名乗るのは「本社」の企業名ではなく、当然働くことになる職場の企業名。

このアイデンティティを失うような歯車感というか道具感というか…耐えられない人は耐えられないかもしれませんね。

だから事務所なんてこぢんまりとしていていいのです。

SI業界の人材派遣手順

営業部(小さい企業ならせいぜい2,3人)の人が、様々な大企業様の下を訪れて人材を紹介することになります。

当たり前ですが、付き合いのある企業から「Java読める人が2人ほしい」などの要望があることもあります。
ちなみに企業と書きましたが、だいたいは大企業が請け負っているいくつもあるプロジェクトの中の1プロジェクトの、リーダー的存在の人から話がきます。
(もっと上の偉い人からしてみると、人材派遣されていようが、自社の人間なのか他社の人間なのかなんて知らないですし気にしないですしどうでもいいのです)

現場に派遣された人の活躍が認められると、「御社の人材があと2人ほど欲しい」なんていう話にもなるので、中小企業に属する人ほど仕事は多いし責任も重かったりします。

大企業側からすると、当然安くて能力のある人材が欲しいわけですよね。
なので新人は欲しくないのです。
すると、中小企業はどういうことをするかというと…

こういうことをします。
こうすれば断られないうえに新人でも2年目の金額で取ってもらえますし、一石二鳥ですね!
ただし新人は死にます。

企業同士の取引になるので、社員にいきなり辞められると会社の評判にも傷がつくため、すぐには辞めさせてもらえません。

こんなことになります。

プロジェクトの終わりまではいてもらわないと…となるわけですね。

人材派遣構造をどう思うか

色々きな臭い話になってきましたが、この構造をどう思うかですよね。

就活生に分かりやすいように派遣だなんだと書いていますが、正確には「出向」という扱いになります。
が、やってることは一緒です。
仕事内容は変わらないです。
詳しい人は「全然違うだろ」と言いたくなると思いますが、今回は主眼がそこではないので、その類の契約の話はまた別の機会にしましょう。

人材派遣そのものは別にいいとしても、じゃあ派遣しない会社はどうしてるんだろう?と思いますよね。

こういうことをしています。

しかも実績なくて大企業相手の契約が取れない中小中の中小企業は、この記事のような「~次受け」の末端の会社みたいなところと契約するしかないんです…。

どっちにしても、地獄が見えますよ。

まとめ

おしゃれな私服着ておしゃれなオフィスビルの高層階からコーヒー飲みながら街並みを見下ろすような…?

そんなもの、ない!

SI業界のほとんどはスーツです。
オフィスビルの高層階はわりと多いですが、まあだいたいブラインド降りてます。セキュリティ対策です。
夜景はきれいですし、場合によっては夜景が消えて行く瞬間にも立ち会えますよ…。

こういうこともあるので調べても無駄だったりはしますが、SI業界に限らず業界のことを調べておくことは本当に大事なことです。

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