日本まで届く?北朝鮮のミサイルの飛距離をGoogleマップで検証してみた

※この記事は2017年3月6日に公開されたものであり、その時点の情報を元に書かれたものなので、最新の情報・ミサイルの種類等によっては内容が古い場合がございます。

今朝からテレビは、北朝鮮のミサイル発射のニュースで持ちきりです。

何の予告もなしに日本海に4発。
4発発射のうち、3発も日本の経済水域内に落下してしまいました。

今回は政治的な話は置いておいて、
このミサイルが日本からどれくらいの距離の場所に落ちたのか?

排他的経済水域に落ちるのがどれだけ危険なのか?

を検証してみたいと思います。

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具体的な距離は?

具体的な距離を見てみる前に、排他的経済水域について復習しておきます。

排他的経済水域とは

真面目に勉強していた方なら「200海里」という言葉を覚えているでしょう。
この「200海里」が排他的経済水域を説明する上では重要なワードになります。

敢えて距離に焦点を置いて簡単な言葉で説明するなら、
沿岸から200海里の範囲まで」を排他的経済水域としています。

出典

排他的経済水域内では、
国の「主権的権利」や「管轄権」が及ぶようになります。

つまり、天然資源を得ることが可能であり、人工島や施設の設置などができるようになるわけですね。

他国と被ってしまったら両国で要相談になります。

なので、どんなに小さな島でも、
そこが領土として認められれば「沿岸」が発生し、
そこから200海里は排他的経済水域になるので権利を主張できます。

だから領土問題が未だに起こっているわけですね。

海里って何メートル?

200海里は分かる人も多いですよね。
でも、1海里って何メートル?

1海里=1852m

です。

これを単純に200倍してみると、370400mになりますね。

200海里=370.4km

ということになります。

つまり、北朝鮮が今回発射したミサイルは、日本から370.4km以内に落下したということになります。

日本列島に当てはめるとどこからどこ?

370.4kmと言われてもぴんと来ないですよね。

では、少し旅をしてみましょう。

東京から新幹線に乗って2時間弱。
370.4kmの先にあったものは…。

出典

なんと、名古屋です。
(ちなみに目的地は「車道」という名前の駅です)

これでもぴんと来ないという方のために、Googleマップで距離を検索してみました。

下の蛇行した線が370.4kmになります。

これでもまだ分かりにくい!という人のために、直線距離で見てみることにしましょう。

秋葉原駅から京都あたりまでがだいたい370.4kmになりました。
いずれにしても、そう遠くない距離ですね。

北朝鮮のミサイルの飛距離を検証

過去のミサイル

実は北朝鮮のミサイルが、日本の排他的経済水域に落ちるのは初めてのことではありません。

2016年8月に1回目。
2016年9月に2回目。

そして今回は3回目となりました。

8月のミサイルは秋田県の男鹿半島西250km付近。
9月のミサイルは北海道奥尻島沖西200~250km。

なんと、排他的経済水域の最大値「370.4km」よりも100km以上も近いのです!

東京駅から直線距離で200kmを調べてみます。

だいたい静岡県の磐田市くらいまでが200kmでした。
かなり身近な距離になってしまいますね。

男鹿半島西250km付近

日本の排他的経済水域に落ちた1回目を検証してみます。

陸地分マイナスでこれくらいの距離ではないでしょうか。

そして、この地点からムスダンリミサイルラウンチパッド(ミサイル発射台のこと)までの距離を測ってみます。

606.83kmになります。

ミサイル発射台でバシッと出してくるGoogleマップ凄すぎます。

奥尻島沖西200km付近

次は2回目の飛距離を検証します。

ここからムスダンリミサイルラウンチパッドまで。

615.51kmです。

この2つのケースから、
北朝鮮のミサイルは、少なくとも600km強の飛距離を持っていると言えそうです。

北朝鮮のミサイルは日本の領土に届くのか

一番気になるのは、

結局北朝鮮のミサイルって日本に届くの?

ということだと思います。

600kmという数字が最大飛距離なのかどうかは分かりませんし、
改良によってどれほど伸ばせるのかなんて北朝鮮にしか分かりません。

なので、600kmという現時点の数字が、どこまで及ぶ脅威なのかを検証してみます。

600kmなら日本に届いてしまう

実は600kmの飛距離がある時点で日本に届いてしまうのです。

もしかすると風などの影響で東にしか飛ばすことができない可能性もありますが、
直線距離600kmをGoogleマップ上でぐぐっと動かしてみるとこうなります。

島根県の隠岐(おき)諸島です…。
ローソク島などで有名ですよね。

ここが残念なことに北朝鮮ミサイルの射程圏内に入ってしまいます。

他にも届く島はありますが、飛んできたときの被害が圧倒的に大きいのは隠岐諸島ではないかと思います。

見て分かるとおり、北のお隣の南の国もほとんどが射程圏内です。
もう少しミサイルの性能が良ければ、朝鮮半島南部分上空を越えて黄海に落とすこともできるのでしょう。

そして発射台を北に向ければ、中国やロシアの領土も狙えることになりますね…。

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まとめ

検証の結果、北朝鮮のミサイルの飛距離は少なくとも600kmはあると言えそうです。

そして、600kmあれば日本の領土に届きます

…ですが、毎度のことなのですが、
北朝鮮がミサイルを発射する理由は日本を挑発したいからではありません。

発射される度に専門家が語るのは、アメリカや韓国の動向への反発。

今回は「米韓軍事演習に反発したのではないか?」と言われていますね。

まったく関係ないと言うことはできませんが、
上記専門家の主張通りなら、日本はとばっちりを受けているということになります。

手頃な海が日本海だからなのでしょうが…

嫌なことがある度、駄々をこねるようにミサイル発射するのは本当にやめてほしいですね…。

心臓に悪いです。