【IT業界】「金融」「証券」「銀行」これらの情報を含む案件を避けるべき3つの理由

あまりにも有名になりすぎてしまって、今さら感のある話題ですが。

「金融系システム」
「証券系システム」
「銀行系システム」

これらのワードが出てきて平和な現場だったなんて試しがありません。
僕は1年の間にこれらの現場を役満でツモるという不運も経験しました。
(弱い中小企業ほどこういう案件ばっかりになるのかも)

証券系はちょっと毛色が違いますが、ブラックであることには変わりません。

主にどういう理由で地獄を見るの?
どうして避けるべきなの?

今回はこれを3つの観点からお話ししたいと思います。

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プログラミング言語の問題

COBOLっていう言語を知っていますか?
僕の勤めていた会社の課長が言っていたんですが、COBOLは「化石のような」言語なんです。

言語の問題として、金融系はこのCOBOLを使っている場合が多いため、避けるべき案件だと言われるんですね。

COBOLの何がいけないかって話なんですが。

まず第一に、言語自体がものすごく古い
古いから今のJavaとかRubyみたいに使いやすい言語ではないんですよ。

ただまあ言語自体の問題は別にいいとしましょう。
言語が古いだけあって、既存のシステムを構築してあるソースコードの詳細設計(設計書みたいなもの)が何も残っていないことが最大の問題なんです。
(会社にもよるのかもしれませんが)

金融系の仕事は、COBOLで作られている旧システムをJavaで新システムにしたいとかいう無茶苦茶な案件が多い…。

で、何からやらなければいけないのかというと、COBOLの解読からやらなければいけません。

当然ものすごい時間がかかります。

終わりません。

毎日終電がデフォになってくると、自分が技術者として何も成長していないことに気づくんです。
COBOLしかやってない。
他の言語はいったいいつ勉強すればいいんだ?

できません。
契約しているんだから、COBOLの仕事をしてください

よく「負の遺産」と言われているのは、言語自体の問題ではなく、過去に後の世のことを考えずに作ってしまった開発者たちのソースコードに手を付けなければいけないからなんですね。
当然、当時働いていた人なんて会社にいないので分かりません。

「COBOL」は使用者が少ないから勉強しておくと有利だよ、という話もありますが、それも考え方次第です。
チームでやる仕事をたった一人でどうにかできるわけでもありませんし、案件が案件なのでCOBOLerになれば社畜街道まっしぐら…。

SIに求められるものは、人とは違うスキルを身につけることではありません。
たいていの人ができることを当たり前にできる能力です。

なのでスキルアップという点でも、僕はCOBOLを使用しなければいけない可能性がある「金融系」は避けるべきだと思います。

ちなみに僕がいたCOBOL案件は、みんなで散々苦労した挙げ句に頓挫しました。

当時新人だったので詳しくは聞いていませんが、お客さんが諦めちゃったみたいです。

ブラック!労働時間・環境の問題

労働時間、率直に言ってやばいです。

どこの工程か、下請けか否か、とか色々と影響するものは確かにあります。
上流工程しか関わらないとか大手SIerとかには分からないんでしょうね…と思いつつ、この業界には下請け・孫請け(もっと下もある)に属する人の方が圧倒的に多いです。

そして、金融系・銀行系の案件ほどそれが顕著になります。

M銀行デスマーチの7次受けは記憶に新しいですね。
あの時は業界が激震しました。
先輩の元同僚も金に釣られて食いついて地獄を見ていたそうです。

これ、一つも盛られた話ではないんですよ。

業界のそれも末端にいた人なら「SI業界の日常」すぎて何の疑問も湧かないです。
別業界の人に「さすがに嘘でしょ?」って言われて初めて、「まさか信じてもらえていないの?」という可能性に気づくんです。

しかも質の悪いことに、6次受けは7次受けの地獄をしりません。
5次受けは6次受けの地獄を知らないし、4次受けは5次受けの地獄をしらない。
どれだけの人間が業界で地獄を見ているのか…上に行けば行くほど汚いものを知らずに済むんですよ…。

基本的には全部地獄なんですけどね!

身バレも怖いので僕自身がどこにいたみたいな話はちょっと控えさせていただきたいんですが、僕はまだお金の面では幸運でした。
基本給は田舎のコンビニかよと思うくらい低いものでしたが、残業代は全額出たんです。
ええ、確かにお金は貯められますよ。

たとえ新人だとしても手取りで月40万くらい貰えるんじゃないですかね。

まあこれだけの地獄を見てたったの40万なのかって話ですし、サビ残の会社の方が圧倒的に多いと思うので、金目当てでもやめておくべきです。
地獄であることには変わらないので。

結局貯まったお金も、ストレス発散のためにある程度はどこかに消えます。
高い食事とか課金とか…。
あの頃はよくビュッフェに行ったなあ…。寿司も食べたなあ…。昼休みとか夕飯とかに抜け出して。太ったなあ…。

それくらいしか楽しみがないんです。本当に。

責任の問題

金融系システムには「お金」が関わってきます。

となると、どういうことが起こるかというと…。

一社員のミスが会社のトップ同士の問題に関わってきます。

さすがにこれ書いたら僕がどこの現場にいた人間なのか分かるかなと思いつつ書くのですが、某大手の会社で上記のような事件が発生して、そのミスった社員の顔なんて一度も見たことがない社長が、相手の社長に頭を下げに行ったという事件がありました。
(あれ、調べても出てこないのは記事になってないから…?)

会社の格的には謝った側の会社の方が上だと言われているそうで、偉い人がぼやいているのを聞いたのですが、「社長相当屈辱だったろうなあ」だそうです笑

やらかしたミスは、お金の関わるシステムが何時間か止まってしまったというもの。
当たり前ですが、金融系・銀行系のシステムはその規模も尋常じゃない。
なので、それだけで損害は何億(何十億だったかも?)にも上るらしいです。

その社員がどうなったのか、僕は直接関わっていたわけではないので知りませんが、何もなかったとしても出世は二度とないでしょうね。

まとめ

まあ、IT業界って別に金融系とか銀行系とか関わらずブラックな現場が大半なんですけどね!

その中でも特にヤバイのがここ、という認識でいいです。

逆に「どうしてこんなところで働きたいと思う人がいるの?」という話。
これが僕には不思議でならない。

給料は身を削って得た額にしては少なすぎる気もするし、何か特別楽しいことがあるわけでもないし、本当に文句言ってる暇があるなら抜け出すことを考えるべきだと思います。

そう簡単にはやめられませんけどね。

僕の同期の大半が「診断書」を提出して辞めました。

みなさんもお気をつけて。

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