デュプレックスシステムの3つのスタンバイ方式とデュアルシステムの違い

「デュプレックスシステム」は、システム構成要素のお話になります。

応用情報技術者試験では最頻出の分野ですね。

複数台のコンピュータやサーバ、プリンタなど、これらが集まったときの全体の構成がシステムです。

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システム構成は大きく分けて2種類

システム構成の基本は、デュアルシステムデュプレックスシステムかです。

デュアルシステム

二つのシステムを用意して、並列で同じ処理を走らせ、結果を比較する方式がデュアルシステムです。
この、並列で同じ処理を走らせるというのが大きな特徴になります。

結果を比較するので高い信頼性が担保できるますし、一つのシステムに障害が発生しても、もう一つのシステムで処理を続行できます。

そのため業務では絶対に止めちゃいけないシステムで使われることが多いです。
コストなんかは完全に度外視していて、とにかく稼働率を上げなければいけない場面で使います。

・並列で同じ処理を走らせる
・結果を比較するため信頼性が高い
・一つのシステムに障害が発生しても、もう一つで続行できる

ここを押さえておけば大丈夫でしょう。

デュプレックスシステム

二つのシステムを用意します。
ですが、普段は主系のみを稼働させ、従系は待機させておきます。

デュアルシステムのように比較・照合しないので信頼性はもちろん劣ります。
その分、コスト面では大幅に有利になります。

主系でオンライン処理、従系でバッチ処理をやっている場合が多く、主系で障害が発生したら従系に切り替えます。

従系の待機方法によって、スタンバイ方式が大きく三つに分けられるわけです。
これは次の項で詳しく紹介します。

デュプレックスシステムの3つのスタンバイ方式

ホットスタンバイ

従系のシステムを常に稼働可能な状態で待機させておく方式です。
サーバを立ち上げておいて、アプリケーションやOSなどもすべて主系のシステムと同じように稼働させます

そのため主系から従系への切り替えも早いです。

障害が発生したときは自動的に速やかに従系に切り替えて処理を継続します。
この切り替えて処理を続行することは、フェールオーバと呼ばれていますね。

ウォームスタンバイ

従系を同じような状態で用意しておいてはいるのですが、すぐには稼働できない状態です。
サーバは立ち上がっているのですが、アプリケーションは稼働していなかったり別作業を行っていたりします

そのためホットスタンバイに比べて切り替えが遅いです。

コールドスタンバイ

名前の通り、まったく稼働させずに待機させる方式です。
電源も入っていないです。

予備機をただ用意してあるだけの状態で、障害が発生してからようやく電源を入れて稼働します。
そのため切り替えには相当な時間を要します。

システムが止まっても問題ない場合に使用することがあります。

おまけ

これらホット、ウォーム、コールドはシステムの待機方式だけに止まりません。

たとえば、災害時の対応で、別の場所に情報処理施設(ディザスタリカバリサイト)を用意しておくときにも用いられます。
ホットサイトウォームサイトコールドサイト…で意味は上記とほとんど一緒です。

応用情報技術者試験には出る可能性もあるので、覚えておくといいかもしれません。