IT業界の離職率はなぜ低い?

散々ブラックと言われるIT業界ですが、実際の離職率はどんなものなのでしょうか。

厚生労働省のページで各職種の入職率と離職率を確認することができます。
最新版は平成27年のもの。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/16-2/index.html

こちらのページの「産業別の入職と離職」から確認できますね。



IT業界の離職率

PDFファイルを開くと、このようなグラフを確認することができます。

情報通信業」に該当するIT業界を見てみると、離職率は案外低い。

10.7%

圧倒的に高い「宿泊業、飲食サービス業」の28.6%に比べると半分以下になっています。

これは何を意味するのでしょうか。

離職者の少ない最高の業界?

恐らくそう思う人はいないでしょう。
そしてこのブログでも散々書いてきたとおり、最高の環境だと思って仕事をしている人は少ないはずです。

IT業界の離職率が低い理由

最悪なケースから考えてみると、まず第一に「辞めさせてもらえない」ということが上げられるでしょうね。

僕の場合ですが、こんな経験をしています。

円満退職をしたいと考えるなら、上とはあまり揉めたくないですよね。
SI業界ですが、契約会社として契約しているのだから、契約期間の途中で抜けられると会社の評判にも繋がってしまいます。

結局、辞める時期は会社の都合でいかようにも変わってしまうのです。

IT業界の闇やSI業界の闇は、このブログで飽きるほど紹介してきました。

どうしてそんなブラックな環境にいながら離職しないのか?

できない」という答えに加え、「辞めにくい」という環境であることも間違いないです。

つまり、離職率が低いのは「つらいからやーめた」が簡単にはできない業界ということではないでしょうか。

一方で離職率が高い職種は「つらいからやーめた」が通用する業界です。

どこの業界であろうと、一定の離職率はあります。
低くても10%弱の離職率は存在しているのです。

なので、そもそも離職の理由を業界に求めるのは本当に正しいのか?という話になります。

離職率は辞めやすい業界かどうか、という指標になる可能性があるということは、念頭に置いておいてもいいかもしれません。

IT業界は本当にブラックか?

業界はあらゆる意味でブラックです。

ですが、中には定時で帰れて給料もいいというような最高の環境の会社もあるにはあります。

当たり前ですが、そんな企業一握りだと思ってください。

調べればいくらでもブラック企業認定されている会社は見つかるでしょう。
にも拘わらず、僕のいた会社はどんなに調べても「ブラック企業」と見なされてはいませんでした。

それでも、実態はブログに書いたとおりです。
ネットで見向きもされない中小企業が業界の大半を占めています。ブラックな環境というものは、そういう中小企業にこそあると思った方がいいです。

「この会社がやばい!」

なんて情報が手に入る業界はある意味でホワイトですよ。

特にSI業界ですが、業界を抜け出さない限り、どこかの現場で元社員に会うなんてことはザラです。
会社を辞めても業界を変える人は少ないそうです。

身につけたスキルを活かそうと思ったら、確かに他の業界には行きにくいですからね。

なので会社を辞めても次の会社もまたブラックで、「この会社がやばい!」なんてきりがないにも程があるのです。
業界を抜け出さないので評判も書きにくいですしね。

「IT業界はブラックじゃない」
「いいや、ブラックだ」

このどちらも正しいです。
自分の経験に基づいて語れば、どちらの声だって正しくなりえます。

最後は自分の判断です。

まとめ

離職率が低い=ブラックじゃないとは限らない

仕事は自分のやりたいことをやるのが一番です。
IT業界はプログラミング未経験でも採用してくれる企業は多いですが、「収入がいいらしい」という安直な理由で足を踏み込むと痛い目に遭います。

目的意識をしっかり持って就職先を探すといいかもしれませんね。

就活記事一覧

今回の記事はいかがでしたか?

こちらのページで当ブログの就活に関する記事をまとめています。

もしよろしければ、見ていってください!