【IT業界】セキュリティ対策のせいで職場に入れなくなった話

SI業界の中には特別セキュリティが厳しい現場がいくつもあります。

中でも一番厳しかった現場には、以下のような決まりがありました。

・顔認証
・入館前にロッカーに鞄を預け、必要なものを透明な袋に入れて入館する
・入館のために前日申請しなければいけない

これだけセキュリティが厳しいと、必然的に問題が発生することも多くなります。
一番ひどかった事件はなんと言っても…

現場に入れなかった日のことでしょうね

スポンサーリンク

手違いで現場に入れなくなった

何が問題になったかというと、
だいたいお察しの通り「入館のために前日申請しなければいけない」というセキュリティ対策が裏目に出ました。

僕はその日、普通に出社しました。

入館手続はいつもだったら以下の手順になっています。

1.受付に身分証名称を出して申請が出ているかどうかを確認してもらい、その日だけ使えるIDカードをもらう。
2.IDカードを使ってロッカールームに入り、必要な荷物を透明な袋に入れる。
3.ゲートで荷物のチェック+顔認証

これで入ることができます。

出社してみると、ロビーで同僚が立ち尽くしているのが見えました。

目を合わせるのですが、何の言葉もない…笑
待っててくれたのかな?と思いつつも、いつも通り受付に行きます。

「地鶏です」

免許証を出して申請が出ているかどうかを確認してもらいます。

ところが。

「申請されてませんね~」

え…?

なるほど、同僚がロビーで待っていたのはそういう理由だったみたいです。

我々は所詮協力会社の人間。
翌日入館するための申請をしてくれるのは、プロパー社員の偉い人なのです。

同僚が確認したところ、なんと前日その人が休んでいて申請ができていなかったのだとか。

「どうすればいいですか」と、チームのリーダーに確認してみる。

慌ててロビーまで降りてきたリーダーは、僕たちに1000札を渡して言いました。

「ごめん、喫茶店で待機してて!」

喫茶店で暇を潰すだけの簡単なお仕事

遠慮なく近くの喫茶店に入って2人でソシャゲを始めます。

そう…これは喫茶店で暇を潰すだけの簡単なお仕事。

お互いオススメのソシャゲを教えあったり、
課金についてアツい議論を交わしたり、
昔やっていたオンラインゲームの話をしたり…。

そんなこんなで気づいたら昼の12時でした。

昼休みやん。

もう帰っていい?

もちろんダメです。

結局、職場に入れたのは昼休みが終わる午後1時のことでした…。

セキュリティ対策って何だろう?

セキュリティ対策とは何なのでしょう?

この現場のセキュリティ対策は明らかに行きすぎでした。
IDカードを各人に渡しておけばいいものをプロパー社員の前日申請が必要というワンクッションを挟む徹底ぶり。

これ、必要なのでしょうか?

確かに扱っていたシステムは結構でかいものでした。
1時間止まるだけで被害は数億というとんでもないシステムだったと思います。

だとしても、そこで働く人が理不尽に締め出されてしまうセキュリティ対策が、
果たして本当に効果があったのかと言えば微妙なところです。めんどくさいですし。

この「前日申請」というシステムは、いったいどんな脅威を想定した対策だったのか…未だに疑問が残ります。

だいたいセキュリティが厳しいところは、こういうところなんですけどね。

IT業界といえばスマートでかっこいいセキュリティ対策をしているイメージですが、SI業界の中にはこんな現場もあるのでした。