【失業保険の受給資格】自己都合退職と会社都合退職の違いと、その条件は?

会社を辞めてすぐに転職なんてことは稀ですよね?

特にブラック企業に勤めいてた人なんかは、しばらく休ませてくれ!って叫びたい気分だと思います。

そんな人たちが、求職活動をしながら受け取れるのが失業保険ですね。

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失業保険とは?

まず、会社で退職の手続をすると、こんな冊子を貰います。

失業給付」と書かれてあるのが、所謂失業保険に該当します。

これのペラ一枚めくったところに書いてある言葉を引用しておきましょう。

雇用保険の失業等給付には、失業された方が、安定した生活を送りつつ、1日も早く再就職できるよう求職活動を支援するための給付として、「求職者給付」があります。

色々な呼び方をされてますが、要するに全部「失業保険」ですし、失業保険とは、会社を辞めた時に一定期間受給することのできる保険(お金)だと思ってください!

失業保険を受給するための条件

失業保険の受給者資格

以下のいずれかに該当する場合に、受給者資格が発生します。

1.離職日の前に12ヵ月以上働いていること
2.以下の1~3のどれかに該当し、離職日の前に6ヵ月以上働いていること
2-1.倒産・解雇等による離職の場合
2-2.期間の定めのある労働契約が更新されなかった場合
2-3.その他やむを得ない理由による離職の場合

基本的に1年間以上働いていた場合は、受給者資格があります。

ですが、注目して頂きたいのは、2-3の項目です。
やむを得ない理由」には、ブラック企業で働いていた場合も該当します。
詳しくは後述します。

資格があっても失業保険を貰えない例

失業保険とは、誰もが貰えるものではありません。

離職して、「就職したいという積極的な意思といつでも就職できる能力(健康状態・家庭環境など)があり積極的に求職活動を行っているにもかかわらず、就職できない状態」の方のみ、貰うことができるのです。
受給期間中のアルバイトや家の手伝いなど、収入が発生する場合も貰えなくなります。

以下に該当する場合は、貰うことができません。

①家事に専念する場合
②学業に専念する場合
③家業に従事する場合
④自営・自営準備を始める場合
⑤次の就職がきまっている場合
⑥短期間就労を希望する場合
⑦自分名義で事業を営んでいる場合
⑧会社の役員等に就任している場合(収入がない場合は応相談)
⑨就職・就労中の場合(試用期間含む)
⑩パート・アルバイト中の場合(週20時間未満なら受給可能な場合もあり)
⑪同一事業所で就職・離職を繰り返していて、再び同一事業所に就職予定の場合

こんなにあるんですね。
要は働く気はあるんだけど、働けない方にだけ給付しますよ、ってことなんです。

受給手続に必要なもの

①.離職票―1
②.離職票―2
③.身元確認書類(免許証等)
④.マイナンバー確認書類
⑤.本人の印鑑(認印可)
⑥.写真2枚(タテ3.0cm ヨコ2.5cm。1枚は離職票―2に貼る)
⑦.本人名義の預金通帳(インターネットバンク不可)
(⑧.船員の場合は船員手帳・船員保険失業保険証(地域限定?))

マイナンバー確認書類は必須になりました。

うちのハローワークがそうだったのですが、初日はマイナンバー確認書類・写真・預金通帳が必要ない場合もあります。
どうせ後々確認されるので持っていった方が楽ではあるのですが、無くても問題ありません。

自己都合退職と会社都合退職の違い

自己都合退職とは

自己都合退職とは、その名の通り、自分の都合で会社を辞めた場合です。

基本的に退職のほとんどが自己都合退職になります。

会社都合退職とは

一方、会社都合退職とは、やむを得ず退職することになった場合です。

・会社の倒産や統合によるリストラ等
・強制的な解雇
・会社がブラック企業だった場合

などが該当します。

給付期間が違う

この2つの決定的な違いとも言えるのが、給付期間です。

支給開始時期
・自己都合:説明会を受講した日から3ヵ月後
・会社都合:説明会を受講した日から1週間後

これほど違います。

自己都合側の3ヵ月を「給付制限」期間と呼んでいます。
会社都合で辞めることができると、この「給付制限」期間がないんですね。

大抵の場合、ハローワークの職員は「給付制限」期間中に「働けニート」と煽ってきます。
そのうえ、給付開始されるまでの間は収入がありません。

なので自己都合退職の場合は全額を貰うのが難しかったりもします。

※会社都合退職の場合でも職員によっては煽ってきます。

自己都合退職でも会社都合退職になる場合

会社都合退職の条件の中に、「ブラック企業だった場合」というものがありますね。

僕はこのパターンでした。

以下の条件に該当する場合、自己都合退職だったとしても会社都合退職として失業保険を受給する資格が与えられます。

離職直前6ヵ月の間に、①~③のいずれかの条件に該当する場合
①いずれか連続する3ヵ月で月の残業時間が45時間連続していること
②いずれか1ヵ月で月の残業時間が100時間を超えていること
③いずれか連続する2ヵ月以上の期間の残業時間を平均して80時間を超えていること

僕は②に該当したため、会社都合退職として認められることになりました。

当然、これを証明するために「給与明細」等の書類が必要になってきます。
特に直近6ヵ月の給与明細は大切です。
僕は一部を会社に置いてきてしまったため、冷や汗をかくことになりました。

まとめ

1年間働いた上で退職した場合(ブラック企業なら6ヵ月以上)、失業保険を貰える可能性があるということですね。

次の仕事が決まっていない場合には本当に助けになります。

手続は最寄りのハローワークでできるので、問い合わせてみるとよいのではないでしょうか。