僕の作ったツールがなかったことにされた話

『就活生がSIを避けた方がいいたった一つの理由』で、あまりにも単純作業が過ぎるのでツールを作った結果、上司にもみ消された話をしました。

だいぶ端折って書いたら、なんだか上司のひどさが伝わってないような気がしたので、ちょっと詳しく書いてみることにします。

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暇でも帰れない職場があるらしい

SIという職種は常に炎上しているわけではありません。
時に全く仕事がなくなることもあります。

上で働いている元請けの仕事が終わらないせいで。
上とは?

発注者

元請け

下請け

孫請け

いやまずこの構造がおかしい!

上が仕事してくれないと下が仕事できない。

元請けが仕事を進めてくれないと、下請けはそれを追い抜いて仕事をするわけにはいかないのです。

そして当時、僕はたまたま下の現場でした。

仕事がなく、暇になった僕はどうしたか?

定時で帰る?

いやいや、モンスター上司という非現実の前にそんな選択肢は握りつぶされます。

答え:終電まで暇してた。

あまりにも暇だったのでリリースされたばかりのポケモンGO片手に隣駅まで散歩したりもしましたよ。

「おい、お前今までどこ行ってた」

「トイレです」

みたいな会話も幾度したか分かりません。

結局、同じく隣駅までポケモンGOしてたお客さんの偉い人に会っちゃって、笑いながら現場に戻ったところをモンスター上司に捕まって終わりました。

上の仕事が遅延していて、下が仕事を始められなくても、〆切は延びてくれない。

それを知っていた僕は、少しでも楽をしたくて、上司に内緒でツールを作り始めました。

会社にとっては非効率が利益になる

そして2週間ほどかけて出来上がったツールを上司に見せて一悶着あったのですが、そのときの話は上述の記事で書いています。

何があったのかを一言にすると…

頑張って作ったツール、もみ消されました。

まず、大前提として僕が作り終えたツールにはこんな特徴がありました。

・30分かかるものをボタン一つで終わらせることができる
・人員の削減ができる
・残業を減らせる

要は非常に効率的に仕事を進めることができるわけです。

一方で、上司の言い分(建前)はこうです。

・お客さんの信用を得るために手作業で丁寧にやるべき
・人員を減らせるようになって新人を切られるとうちの営業が困る
・残業をして金を稼がなきゃ生活できない人間もいる

なんと、僕のツールのメリットが丸々デメリットだと言うわけですよ。

この現場に来る前、僕は超絶技巧の持ち主のプログラマーに出会っていました。

彼曰く、人の手作業にはミスが付きものだけど、コンピュータは嘘をつかない

なんですよ。

だから上司の言う「お客さんの信用を得るために手作業で丁寧にやるべき」という言い分はおかしいと思うのです。

人の手ではミスが発生してしまうところをコンピュータなら完璧にこなしてくれるわけですよ。

だって、仕事の内容は単純作業なんですよ?

1.画面遷移をスクリーンショットに撮る。
2.スクリーンショットをエクセルに貼る。
3.スクリーンショットに説明文を加える。

人がやったら別の画像貼る可能性もあるし、説明文に誤字が発生する可能性もある。
そもそも全部コピペなんだからツールでいいじゃん!

とまあ、建前に本気で反論しても意味はないんですね。

だって、上司の本音は3番目。

ただ、金が欲しいだけなんですから。

残業で稼ぐために効率は最大の敵なんですよ。

この辺り上司がどんなやつなのかって話は、モンスター上司の特徴をご覧下さい。

それでもまともな人はいる

非効率な作業を毎日終電・土日出勤してまで続けたにも拘わらず、進捗は芳しいものではありませんでした。

なので、僕はもみ消されたツールを上司よりも偉い人に見せたんです。

そしたら当たり前のように絶賛され、チーム全体でツールを使う方針が決まりました。

これによって炎上は一気に鎮火されたのです。

上司とは完全に敵対することになりましたし、その後ぼくはなぜか別の現場に飛ばされることになるのですが、僕が作ったツールは今なお現役で動いているという話を聞きます。

その頃はまだ新人だったので、お客さんからの評判は「驚異的な新人」でしたよ!

君みたいな新人は見たことないって居酒屋でシャドウバースやりながら褒められましたね。

もうそんな会社、辞めてやりましたけどね!

そして現在ニートやってます。

どうせならちゃんと評価される職場で働きたいですよね。
SI業界はひどい人間ほど残るという話をかつて課長から聞いたので、ひどい上司に当たる可能性はかなり高い方です。

僕の同期のほとんどが精神を病んで辞めていきました。

SI業界を検討している人は気をつけて下さいね。

サムネ画像の出典

コメント

  1. […] この辺の話は、こちらの記事で詳しく語っていたりします。  僕はかつてSIだった 僕の作ったツールがなかったことにされた話ht… […]